映画好きの方でなくても、ご存知のウディ・アレン。

ウディ・アレンの監督主演作品には、多くの愛すべきダメ男が登場します。そのダメっぷりから多くのことを学んで、あなたも「愛されるダメ男」になってみませんか?

ウディ・アレンの草食系ダメっぷり

草食系男子がモテはやされるようになって久しいですが、ウディ・アレンは、その「草食系ブーム」がやって来る、はるか以前から草食系っぷりをいかんなく発揮してきました。

胸板や胸毛による「分かりやすいセクシー」の対極にある、顔も身体も行動も、本当に貧相で貧弱な草食系です。

女性の気持ちが分からず、アプローチが下手で、不器用。その草食系が、映画の中で大活躍……、もしません。そこがウディ・アレンです。

分かりやすいセクシー男優(なんかちょっと違う意味が……)に、おいしいところを持っていかれ、イジイジするのです。

女性の心が分からないのと同時に、自分の心の開示方法が非常に下手で、見ている女性は、「そうじゃない!今、それ言っちゃダメ!」とか「あーもう!なんてタイミングは悪いの!」とか、母親のように感情移入してしまうのです。

コレです!ウディ・アレンの草食系ダメっぷりに学ぶことは、「母性本能をくすぐれ!」です。けして女性に甘えてはいないのですが、その不器用っぷりを放ってはおけない女性は、母性本能をくすぐられると、必ず落ちます。

映画のなかでウディ・アレンの不器用な恋が成就することは、ほとんどないのですが、現実社会ではチャンスありです。

ウディ・アレンの実は肉食系ダメっぷり

ウディ・アレンは、世間の草食系のイメージを覆す一面を持っています。

共演した女優と恋仲になることも多く、ミア・ファローとの間には、結婚しないままに実子をもうけています。これはハリウッドでは珍しいことではありませんが、驚きはそのあとです。

ミア・ファローの養女である35歳も年下の女性に手を出し、訴訟沙汰にまでなったのです。

しかし、ふたりはその後に結婚します。肉食らしい、尻のぬぐい方と思いませんか?

ウディ・アレンのインテリ系ダメっぷり

世間がウディアレンに抱く代表的なイメージは、「インテリ」でしょう。

説明的で随所に訳ありなセリフや、凝ったディールがはめ込まれた映画は、映画そのものが「インテリ臭」を漂わせています。

ウディ・アレン自身もインテリに違いないのですが、映画の中で、自身またはほかの俳優が演じるインテリを、演出の中で見事にバカにしています。

なんでも「理詰め」で押し通してしまい、女性の心を理解するにも「理屈」が必要な「インテリ男性」。本当は理由もなく惹かれているのに、そこに自身を納得させるための理由を必要としているのです。

こうした「インテリダメ男」は、女性にとっては魅力のない男性と思われますが、必ずしもそうではありません。

本能のおもむくがままに、ガツガツと接触を求めてくる男性よりも、「理屈」がなければ行動しない男性に、安心感を覚える女性もいます。

インテリはインテリのままでいいんです。

ウディアレンのアイロニカル系ダメっぷり

ウディアレンの最大の武器は「アイロニー(皮肉)」です。本当は言いたいけどなかなか言えないことを、映画のセリフや、話の展開そのものでアイロニカルに表現しています。

ウディアレンの映画の多くは、「分かりやすいハッピーエンド」や、「衝撃の大どんでん返し」はありません。

不条理な結末であっても、「ま、いっか。そういうこともある。いや、これでいいんだ」と、見ている側が自然に納得してしまう力があります。

その「不条理な結果」にも納得してしまう自分自身の皮肉さに、ほくそ笑みたくなるのです。

現実社会では、皮肉っぽい男性は、女性に嫌われてしまいます。

それは、皮肉の言い方や言いどころを間違っているからです。相手を責めたり、あざ笑う目的で口にする皮肉は最悪です。

けれども、不条理な結果を楽しむための皮肉であればどうでしょう。

世の中は不条理なことで溢れています。

「仕事で意味もなく罵倒された」「友人が自分だけを外して、連絡を取りあっていた」「妻が男を作っているかもしれない」など、素直な心だけでは対処しきれない出来事ばかりです。

こういう時に上手く皮肉が言えたら、それこそウディ・アレン並みの愛すべきダメ男になれるでしょう。

ダメ男は歳をとらない

いわゆるいい男は、歳の取り方が難しいと言われています。

若かりし頃の自分を維持しようと、アンチエイジングに目覚め、無理な身体作りや若返りに躍起になる男性も少なくありません。

しかし、ダメ男は歳をとりません。というよりも、歳をとるごとにダメっぷりは魅力になっていくのです。

若い男性が好きな女性は、無理な若作りをした中高年ではなく、本当に若い男性を求めるでしょう。

しかし、ダメ男好きな女性は、老いてなお、いや老いてこそのダメっぷりを愛さずにはいられないのです。

女性に好かれるために「いい男」や「いい人」になる必要はありません。

自分のダメさ加減にうんざりしている男性のみなさん!「愛されるダメ男」になってください。